【新築住宅と中古住宅】どちらを選ぶべきなのか

公開日:2023/06/15 最終更新日:2023/04/28

比較する女性

家を購入するなら新築?それとも中古?一から理想の家を作るなら新築ですが、当然ながら費用は高めになるでしょう。リノベーションすれば、新築同様の家に住める中古物件も今とても人気があります。

実際、新築と中古ではどっちがお得なのでしょうか。本記事ではそれぞれのメリット・デメリットを挙げ、比較しています。ぜひ参考にしてください。

リノベーションを行う想定で中古住宅を買う人も!

中古住宅の良いところは、なによりも費用が安く済むことです。新築の半分程度の値段で購入できるケースもあり、お得にマイホームを手に入れられます。古くて気になる設備は交換が必要になりますが、業者に依頼せず自分でリノベーションを行うセルフリノベーションも人気が高まっています。

あえて古民家を選んで購入し、リノベーションして、生まれ変わっていく姿を楽しみながら家づくりをする人も多いようです。好みの内装にしたり、壁をなくして間取りを変更したりすることで、注文住宅と同様の理想の家に変えることも可能でしょう。

また、中古住宅は評価額が低いため、固定資産税が安く済みます。前の家主が残していった家具やエアコンも引き継げることがあり「家具・家電代が浮いた」なんてことも少なくありません。

しかし、中古住宅はすでに建てられた建物です。耐震性能やどんな断熱材が使われているかなど、ぱっと見ただけではわからない点が多いので、見た目がそこそこきれいだから、築年数が浅いから、といって即決するのはスマートといえません。

耐震性や建物の劣化具合は、ホームインスペクションを行うなどして、見えない部分も専門家にしっかり調査してもらうことが大切です。

修繕が必要な場合には、どれくらい費用がかかるか把握しておかないと、予想以上に修繕するところが多く「これなら新築が購入できたのでは?」なんてことにもなりかねません。

新築に比べ、修繕費が多くかかることは覚悟しておきましょう。さらには、売り主が個人の場合には、住宅ローン控除で戻ってくる税金が、新築に比べ少ないのも気になる点になるかもしれません。10年間を通して新築と中古では最大200万もの差が出る場合もありますので、一度試算してみるとよいでしょう。

新築住宅ならきれいな家が手に入る!

新しいものは長く使えるというのは、物だけでなく住宅にもいえることです。内装から外装、設備等すべてのものが新品なのは、新築住宅の最大のメリット。新しいものが故障することはまれなので、何年・何十年と先まで修繕に大きな費用がかかる心配はないでしょう。

また、単に新しいというだけではなく、最新の性能を備えた設備を導入すれば、より快適な生活につながります。近年作られている家の方が気密性、断熱性、耐震性においても、より機能性の高いものになっていることから、光熱費の削減も期待できます。

最新という面では耐震基準についても同じで、新しい建築基準に沿ってつくられた家は耐久性に優れ、今の家の方がより安心して住める家になっているといえます。費用に関しては、税金面や住宅ローンを利用する際にも、新築の方が優遇される面が多いことを知っておきましょう。

固定資産税は3年間2分の1に減税されます。不動産取得税は固定資産税評価額×税率で計算されますが、令和6年3月31日までに取得した場合、土地・建物の税率が4%から3%に引き下げられます。

また住宅ローンは、借入から13年間所得税と住民税の控除が適用されるためお得です。このように、費用面では少しずつお得になる面もありますが、新築は当然ながら価格が高いのが気になる点です。

材料や設備が新しいからというだけではなく、不動産会社の人件費や宣伝費が価格に上乗せした価格が設定されていることから、割高になるという点も理解しておかなくてはいけません。

また、新築住宅は短期間でもその家で人が生活してしまったら、その家の価値は大きく下がってしまいます。数年で売却となった場合、「買うときあんなに高かったのに、売ったらそれだけ?」というようなケースがあっても不思議ではありません。

さらには、新築物件は人気の高いエリアではすぐに売れてしまうことから、物件が出回りにくい傾向があります。「この町に住みたい!」という希望があっても土地が見つからない、物件がない…ということから、必ずしも希望するエリアに住めるわけではありません。妥協が必要になることもあるでしょう。

新築と中古はどちらがお得なのか

新築の住宅でも規模や設備内容、間取りによっては安く購入できるものもあります。逆に中古の住宅を購入しても、大規模なリフォームやリノベーション、耐震のための改修をすれば新築と同じ程度の費用がかかってしまうこともあるでしょう。

また、初期費用だけを見るのではなく長年住むことでかかってくるランニングコストについても、しっかり考慮することが大切です。なかでもコストがかかるのは、家の修繕費や光熱費です。

新築であっても、いつか修繕が必要になる日はやってきます。中古でも最初に修繕すれば新築と同様、何十年と先まで同じ部分には修繕費をかけずに済むことから、新築も中古もそれほど差はないでしょう。

光熱費に関しても最新の設備、太陽光発電を導入など後から付けられるものもあります。中古であってもそれなりに費用をかければ、省エネ住宅に変えることも可能です。

こうしてみると税金や住宅ローン以外の部分にあまり差はなく、一概にどちらがお得とは言い切れない部分があるでしょう。「初期費用をかけて、ランニングコストを安くしたい」「初期費用をとにかく抑えたい」などいろいろな考え方があります。

両者のメリット・デメリットを理解し、かつ自分の予算に合った家を購入するようにしましょう。

まとめ

新築住宅と中古住宅のメリットとデメリットについてご紹介しました。「メリットとデメリットからも考えてみたけれど、結局将来的にいくらかかるのかよくわからない」「生活するうえでどんな費用がかかってくる?」など、すっきりしない方もいるかもしれません。

そんなときは専門家に相談してみるのもよいでしょう。住まいの相談窓口なら、住まいのことは何でも無料で相談が可能です。大きな費用がかかる住宅の購入は、安易な判断で進めるのは危険な面もあります。

また、こうするともっとお得になるといった、知らなかった情報を教えてもらえることもあるでしょう。専門家の意見を参考にしながら、納得のいくマイホーム購入ができるとよいですね。

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