ファイナンシャルプランナーって何をする人?住宅購入の相談窓口で相談できる?

公開日:2022/11/15 最終更新日:2023/07/21

ファイナンシャルプランナーという言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。しかし、何をしているのか知っている方は意外に多くはないでしょう。ここではファイナンシャルプランナー(FP)は何をする人か、どんな相談ができるのか、住宅購入の相談窓口ではFPに相談できるところもある点について解説します。

ファイナンシャルプランナー(FP)って何をする人?

ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金のことすべてを網羅するその道のプロです。彼らは有料で相談を受け付け、手数料をもらうことで商売をしています。逆をいえば、お金を払ってでももらいたいアドバイスをしてくれる方ということになります。

ファイナンシャルプランナーは認定資格で、日本FP協会が認定するAFP、CFP、国が認定するFP技能士の2種類が存在します。それぞれは連動しており、AFPはFP技能士2級を合格しないと受験できず、CFPは1級を合格しないと受験できません。

とくに、CFPはFP技能士1級の上位資格という位置づけで、国際的な活動も視野に入れた資格として高い評価を得ています。AFPは世界25の国と地域で通用する資格で、2年ごとに資格を更新するために教育を受ける必要があります。このため、取ったら更新の必要のないFP技能士よりもはるかに実践的な資格になっています。

経済や税などは日々変化しており、これに柔軟かつ効果的な対応することが求められます。それゆえ、これらを考慮して所定の教育を強制的に課しているAFPの資格を持つ方は、実質的に国内外において最高のお金に関しての知識や経験を持ち合わせている方といえるのです。

また、ファイナンシャルプランナーは大きくわけて、独立系と所属系の2種類がいます。

・独立系 開業やFP会社を設立して活動しているFPのことです。案件ごとに料金が発生し、金融業界資本の影響を受けず中立的な立場から提案を行ってくれます。
・企業系 銀行・証券・保険・不動産・ハウスメーカーなどの会社に所属しFP資格を活用しながら業務を行っています。FPの資格を取得している約8割が企業系FPと言われています。

どんな相談ができるのか

ファイナンシャルプランナーが受け付ける相談は多岐にわたり、住宅の購入、家計相談、相続、事業継承、節税対策、不動産投資、保険の検討、企業経営のアドバイスなどになります。多くの場合、それぞれを独立して相談することは少なく、複合的に状況を考慮してアドバイスをしてくれます。

住宅購入に関する相談

たとえば、住宅を購入するにあたっては、年収だけでなく、日々の生活費、保険の加入状況、預貯金、株式や不動産の運用状況などを考慮する必要性が出てきます。これらを総合的に判断し、適切な購入金額、借入金額、返済計画などを作成してくれます。

相続や節税対策

また、相続や節税対策などを効果的に行うには各税法、関連法の理解が不可欠で、正しく運用手続きをしないと余計な税金が発生するばかりでなく、課徴金を取られることもあります。

素人では、なかなか厳密な資金計画を作成したり対策を練ったりするのは難しく、それらをともに考えてくれる頼もしい存在といえるでしょう。これらの相談は、まさに“お金を払ってでもしたい相談”といえるでしょう。

企業経営や財務改善のアドバイス

また、企業に常任、非常任の形で所属し、企業経営、財務改善をアドバイスする方もいます。企業経営の判断には、非常に緻密で高度な知識と経験が不可欠ですが、社長や役員は必ずしもこのような側面に強い人材ばかりではありません。時には会社の命運を左右する正しい企業判断の材料を与えることもFPの役割です。

住宅購入の相談窓口ではFPに相談できるところもある

住宅購入は、多くの方がお金に関して考えるきっかけになるものではないでしょうか。「独身のときはなんとなく給料だけで生活していて、お金のことは考えたことはない」「ローンを組んだことがないから住宅ローンにより、自分の生活がどのように変化するのか想像もつかない」「そもそもどのくらいの借入ができるのか分からない」といった方が住宅購入に際してお金について真剣に考えるようになるのです。

住宅購入の相談窓口や建築会社、金融機関でも支払いに関してのライフプランを作成してくれることもありますが、彼らはお金に関しては素人です。先述のように住宅購入は給料、事業収入、預貯金、ライフスタイル、家族構成、子どもの教育、保険などを総合的に考慮して判断すべきものです。

さらに住宅購入は多額のお金が動くので、失敗は絶対に許されないものです。単純に、素人に自分の一生を左右するかもしれない買い物の判断材料を作成させることに、抵抗がある方も多いのではないでしょうか。

そこで、住宅購入の相談窓口ではより実践的に相談ができるよう、ファイナンシャルプランナーを紹介しているところもあります。利用する機会に恵まれたのであればぜひとも利用したいところですが、該当会社での住宅購入の検討をしていること、費用がかかるなどの条件を付している会社もあるので、確認しておくとよいでしょう。

ファイナンシャルプランナーへ相談する準備や流れについて

まずは相談するFPを探して申込みをしましょう。日本FP協会の公式サイトからCFP認定者を検索することができます。
CFP認定者とは、日本FP協会が認定する上級FP資格のCFP®資格を保有しているFPです。北米、アジア、ヨーロッパなど世界25カ国・地域(2023年2月現在)で導入されている、「世界が認めるプロフェッショナルFPの証」です。

依頼したいと思ったFPを見つけたら、電話やメールで相談の申し込みをしましょう。面談日や相談料など、疑問点があれば事前に質問しておくとよいでしょう。

相談に必要な持ち物として、毎月の収入・支出を記載している家計簿、不動産や貯金を管理している資産簿などがあれば準備しておきましょう。場合によってはFPからの指示で質問票などに記入しておく必要もあります。

当日、FPと悩みや希望を話し合います。住宅購入について相談したい場合は、購入を考えている物件の価格など具体的な希望を伝えましょう。
FPが相談者の希望を叶えることが出来るのか判断するために、家族構成や家計簿、資産簿などを確認し家計の状況をチェックします。現状でのムダや無理がないかを専門家の視点で検証します。

FPがプロの目線で分析し、ベストなプランを作ります。改善策などを具体的に織り込んだファイナンシャル・プランを、いくつか提案してくれます。
そしてその作成したプランを実行します。FPが関わることのできない分野については弁護士・税理士など他の専門家を紹介してもらうことも可能です。
改善策を実行するにあたり、手続きなどもFPがサポートしてくれます。相談後はお子様の誕生や転勤など家族の事情や社会情勢の変化にあわせ定期的な見直しを行いましょう。

まとめ

ファイナンシャルプランナー(FP)は何をする人か、どんな相談ができるのか、住宅購入の相談窓口ではFPに相談できるところもある点について解説しました。FPがどのような資格で、どのような業務をしているか分かりましたね。

FPはお金に対して知識や経験のない方にとっては非常に心強い味方になります。なので、ぜひFPの資格を持ったスタッフが在籍している住宅相談の窓口を利用してみてください。

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